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ドクターズインタビュー

西山 浩司 Koji Nishiyama

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ポートタウン西駅から徒歩4分の場所にある西山産婦人科医院は、2023年6月に前院長であったお父様から引き継がれた医院です。新院長、西山先生には、医師を目指されたきっかけや、これまでの経験、治療において大切にしていることなど、お人柄を交えてお話を伺いました。

医師を目指したきっかけ

どのようなきっかけで医師を目指されたのですか?INTERVIEW 01

どのようなきっかけで医師を目指されたのですか?INTERVIEW 01

私の父は昭和54年に診療所を開業しました。私が物心ついた時にはすでに家族が医師として開業している環境で、その環境で育ちました。親の影響もあって、中学生の頃には自然と医師になるだろうと感じていました。特に「何になりたい」というよりは、「なるだろう」という感じでした。

医学の道を選ばれた際、どのような医師になろうと考えていましたか?INTERVIEW 02

医学の道を選ばれた際、どのような医師になろうと考えていましたか?INTERVIEW 02

私がその頃なりたいと思った医師は、町医者としての開業医です。病院は「何でも治してくれるような存在」というイメージを持っていました。特に手術をしたいとか、研究をしたいという思いは医師を目指した時にはありませんでした。おそらく父の姿が私のなりたい医師の姿だったと記憶しています。

現在までの経歴について

先生のご専門と今までのご経歴についてお聞かせくださいINTERVIEW 03

先生のご専門と今までのご経歴についてお聞かせくださいINTERVIEW 03

大阪医科大学を卒業後、大学病院の産婦人科で悪性腫瘍やがんの治療に携わりました。その後、恒昭会藍野病院で高齢者医療に関わる機会を得て、婦人科だけでなく、内科的な治療や男性の患者様へのケア、婦人科の疾患と他の疾患が組み合わさっておこる複雑なケースに対処するなど多岐にわたる経験を積みました。これらの経験が、この地域でさまざまな疾患にお悩みの患者様の治療に自信を持って取り組む基盤となりました。

細胞診専門医の資格というのは、あまり見かけない資格ですよね?

大学病院では、婦人科の特に腫瘍を専門に子宮がん治療をやっていましたのでその時に取得した資格です。細胞診は子宮頸がん検診などで用いられ、異常な細胞を見つける専門分野です。この検査をしてくれるのは臨床検査技師という資格を持った技師さんですが、彼らが異常があるのではないかとチェックした細胞を詳しく観察し判断するのが私たち細胞診専門医です。この資格がなければ見ることができません。

今後の展望は、本来自分が思い描いた医師の姿

この地域で今後は訪問診療もされるご予定と聞きましたが詳しくお聞かせください。INTERVIEW 04

この地域で今後は訪問診療もされるご予定と聞きましたが詳しくお聞かせください。INTERVIEW 04

幼少の頃から育ったこの地域は高齢化が進んできています。今まで積んできた経験を活かし地域に還元する形で在宅医療を進めたいと考えています。通院困難な方はもちろん、何か症状が出現し受診をしたいけれども困難な方には往診で対応したいと考えております。特に婦人科医で在宅医療をされている医師は少ないので、女性特有の症状に対応できれば貢献できるのではないかと思っています。

オーダーメイドの治療についてお話をお聞きします

患者様はどのような方が多いですか?INTERVIEW 05

患者様はどのような方が多いですか?INTERVIEW 05

更年期障害の相談が約半数を占め、40~60代の女性が多いです。ホットフラッシュや倦怠感などの症状に対応し、ホルモン補充療法やプラセンタ療法、漢方薬の処方をおこなっています。他には月経困難症やPMSの方々、膣炎や性感染症の患者様、メタボリックシンドロームの患者様などです。多くはありませんが妊婦さんもいらっしゃいます。

診療をする上でどのようなことを大切にされていますか?INTERVIEW 06

診療をする上でどのようなことを大切にされていますか?INTERVIEW 06

決まった治療法に囚われず、患者様お一人おひとりのニーズに応じたオーダーメイド治療を大切にしています。例えば、更年期の症状には、ホルモン補充療法を行って改善が乏しい場合に漢方薬を併用したり、不眠症状が強ければ睡眠剤を処方するなど、患者様の状態やご希望に合わせた治療をおこないます。

治療に対する先生のこだわりは何ですか?INTERVIEW 07

治療に対する先生のこだわりは何ですか?INTERVIEW 07

患者様のニーズに応えることが最も大切だといつも考えています。病気が治ったとしても、患者様のニーズに応えられていなければ満足していただけないでしょう。そのため、患者様のニーズを丁寧に聞き取り、それに応えることが私のこだわりです。

患者様のニーズを
正確に把握するため、
患者様の声に耳を傾けること
にこだわっています

ご家族の悩みや日常の話も丁寧に聴くことを心掛けています。たとえば、インフルエンザの予防接種に来られたご家族の中で、お嬢さんのお腹が目に見えて大きくなっているのを見て、よくよく話を伺い気になり検査をおすすめしたところ、実際は卵巣嚢腫で手術が必要だったという事例もありました。時には、婦人科以外の問題にも耳を傾け、適切な医療機関を紹介することもあります。日常の会話から患者様の潜在的な健康問題を見逃さないことが、地域医療において重要だと考えています。

最後にこのホームページをご覧の皆さまにメッセージをお願いします

患者様が気軽に来院でき、なんでもご相談いただけるような医院を目指して治療にあたっています。何かいつもと違うと感じられたり、不安に思われたりしたときには、まずは来院いただきたいと考えています。今はネットで何でも調べられる時代ですが、ネットでの情報検索では不確かな情報も多いので、直接来院していただいた方が良いと思います。そして、患者様が望まれていないことや、内診などにご抵抗のある場合には柔軟に対応させていただいております。治療は完璧でも、患者様のニーズにあったものでなければご満足いただけないと考えており、ニーズにあった治療を大切にしています。まずは、おカラダの困りごとをしっかりお聞きし、お話の中からニーズを把握し、ご満足いただけるような丁寧な治療をご提供してまいります。

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